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桐生の織物とSeason offの日常着



桐生市は、群馬県の南部に位置し、「繊維の街」「織物の街」として古くから知られています。


市の7割に及ぶ山々に囲まれ、2本の川が流れる自然豊かな雰囲気の中に、

古い建造物や古民家、ものづくりの歴史が受け継いだ工場が立ち並び、

老舗の飲食店や洋品店からオシャレなカフェや個人作家のアトリエが軒を連ねています。


そんな桐生を訪れたことのある他県の人からは、“おもしろい街”と呼ばれることが多々あります。




1300年の歴史


群馬県桐生市は、日本における織物の歴史と関連性が深い地域の一つです。


桐生は、古くから絹織物の生産が盛んな地域として知られており、織物の歴史は古く奈良時代にまでさかのぼります。


奈良時代(710年〜794年)には、絹織物の生産が行われており、当時の桐生の地は、交通の要所に位置しており、絹織物の需要や流通に恵まれていました。


その後の平安時代にも発展し、宮中や貴族の間で高く評価されるようになり、さらに江戸時代(1603年〜1868年)には幕府から天領(幕府直轄の領地)とされ、さらに絹織物の生産が盛んになりました。


近代には、織物の産地としての地位を確立し、ジャガード織やドビー織といった高度な技術を駆使した織物の生産が盛んに行われました。


特にジャガード織は現代においてもわたしたちの着る洋服などにも活かされており、桐生織を代表する技法のひとつとなっています。






ジャガード織


ジャガード織は、複雑な柄や模様を織り出すための特殊な織機で行われる織物技術です。


経糸を1本1本個別に動かして柄やデザインを直接織り込んでいく技法で、複雑な柄や模様を織ることができ、プリントでは出せない生地に立体感を生みます。


織り出す柄や模様の自由度の高さが特徴で、細かなディテールや色彩の変化を表現することができます。

これにより、ジャガード織で作られる織物は、独特の豊かな表現力を持ち、洗練された美しさを魅せてくれるのです。


▲ジャガード織機(株式会社ミタショー)



このような古くから伝承された技術は、桐生の宝であり、日本にとどまらず世界に誇れることだとわたしたちは信じています。


桐生で誕生したファクトリーブランド「Season off」では、桐生織物をなるべく自然な形で知ってほしいと考え、桐生織物を使った日常着を展開しています。





ジャガードシリーズ


絹織物産地だったことから、細い糸の長繊維が得意でポリエステル、レーヨンなどの化学繊維を経糸に用いることが多い桐生の織物ですが、日常着を謳うSeason offの生地には経糸に天然繊維を使い、Season offらしくお届けできるように技術を取り入れています。




綿麻ジャガードシリーズ


花を模したデザインがさりげなく華やかな生地。

桐生織物には珍しく、経糸に綿、緯糸に麻を使っており、綿のやさしさを感じながらも麻特有のシャリ感を感じられます。


ワンウォッシュ加工を施すことで自然なシワ感がナチュラルな印象になっています。



ラインナップとしてAラインブラウス、フレアスカートを仕立てました。



Aラインブラウス


裾に向かってゆるやかに広がるAラインシルエットが身体のラインを拾わないゆったりしたサイズ感なので体型カバーもできる万能アイテムです。


ゆったりとした身頃に対して肩はややスッキリとしているため、メリハリのある印象になり、前後差のある丈でヒップが隠れるので体型カバーにも役立ちます。


襟はバンドカラー(首元を包むような丸い帯状の襟)で、首周りをスッキリと見せてくれます。


袖にカフスはなく、筒袖デザインになっています。


左裾部分にはSeason offのアイコンである葉っぱが刺繍されています。






フレアスカート


12枚の生地をつなぎ合わせて形になっているフレアスカートは、立体感と自然なボリューム感が出るため、動くたびにふわっと軽やかに揺れる、女性らしいシルエットに仕上がっています。


自然なボリューム感はヒップ周りや脚のラインを拾わないので体型カバーも叶います。


ウエストはゴム仕様になっており、コードがついているので体型を選びません。


コードは外側についているので、ウエスト位置を高めにしてトップスをインするコーディネートもオススメです。


裏地が付いているので脚にまとわりつきにくく安心して着用いただけるので、おでかけにも日常生活にも使いやすくなっています。


左裾にはSeason offのアイコンである葉っぱが刺繍されています。






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