
夏はアイスコーヒーが飲みたくなる季節ですよね。
じめじめとした暑い日も、日差しが強くカラッとした暑い日も、私たちの身体も心もひんやりと癒してくれるアイスコーヒー。
そこで今回は、アイスコーヒーの基本的な2つの作り方、
・ご家庭でも馴染み深いドリップコーヒーを冷却する【急冷ドリップ】
・コーヒー粉を入れて寝かせるだけ、手軽に作れる【コールドブリュー】
この2つをイーチオブライフのバリスタが教えちゃいます!
ご家庭でも馴染み深いドリップコーヒーを冷却する【急冷ドリップ】

■急冷ドリップとは
急冷ドリップとは、コーヒーをドリップしながら急速に冷やすことを言います。
氷の入ったコーヒーサーバーに直接ドリップしたり、淹れたホットコーヒーを氷の入ったグラスに一気に注ぎ込んだりして 熱いコーヒーを急速に冷やします。
急冷ドリップで淹れると、氷の入ったコーヒーサーバーやグラスの中にコーヒーの香りを閉じ込めるため 香り立ち良く、スッキリと爽やかな味わいながらもコクのあるアイスコーヒーが出来上がります。
カフェで実際に提供しているアイスコーヒーは、この急冷ドリップで淹れられていることも多いため、「本格的なコーヒーを味わいたい」「コーヒーの香りも楽しみたい」という方にはオススメの方法です。
■急冷ドリップの際のポイント
急速に冷やすためにたくさんの氷を使用します。
氷が溶けて味が薄まってしまい、せっかくのコーヒーが台無しに...。
そのため、「濃く抽出する」のが重要なポイント。
濃く抽出するには
1. お湯をいつもより少なめに
2. コーヒー粉の量を増やす
の2つの方法どちらかでできます。
普段ホットコーヒーをドリップする際に、お湯を200㎖入れていれば、120㎖程度に。
粉の量は2倍ほど増やすと◎
■急冷ドリップに必要な道具
急冷ドリップをするにはいくつか器具が必要になります。
最近ではホームセンターや家電量販店、ディスカウントストアなどでも販売しており、手軽に揃えやすくなっています。
実際にカフェで使用している道具をご紹介します。
1. ドリッパー、サーバー
サーバーはメモリがついていると、どのくらい抽出されたかが分かるので便利です。
カフェでは専用のスタンドを使用していますが、↓のようなドリッパーとサーバーがセットになって売っている物でももちろん可能です。

2. ペーパーフィルター

ドリッパーの形に合ったフィルターを使用してください。
もちろん、ペーパーでなく↓のような金属フィルター(ステンレスやメタルフィルターとも表記されています)でもOKです。
3. コーヒー

コーヒーの粉を準備します。
粉の量を量るため、計量スプーンのご準備もお忘れなく。
豆をご自身で挽いたものでも◎
挽く際にはペーパーは中細挽き、金属フィルターなら少し粗めの挽き目がおすすめです。
ご自宅で豆を挽く際は↓のようなミルを使うのでももちろんOKです。
4. 計量スケール、タイマー

目分量や感覚ではなく正確に量や時間を計るのが、美味しいコーヒーを作るうえで大切になってきます。
タイマーはスマホでも、キッチンタイマーでもOK。
お菓子作りで使うようなスケールでも、0.00g単位で測れるものもありますね。
それでもOKですよ。
イーチオブライフのカフェでは計量スケールとタイマーが一体になっているものを使用しています。
5. ケトル

お湯がぶれず 狙ったポイントにしっかり注ぎやすいよう、注ぎ口が細いケトルがあると便利です。
やかんなどの太い注ぎ口のものだと、お湯が勢いよく出てしまい、効果的にコーヒーの抽出は行えません。
ご家庭にある一般的なケトルでも大丈夫です。
注ぐ際は火傷に気をつけてくださいね。
6. 氷

急速に冷やすため、アイスコーヒー1杯で約10個ほどの氷を使用します。
*サーバーの大きさによって異なります。
小さすぎたり、固まりきれていないと急冷できなくなってしまうので、しっかりと固まった氷を使用してください。
7. グラス

コーヒー1杯分は約120ccなので、程よいサイズのグラスを用意すると◎
飲んでいると結露することがあるので、ダブルウォールグラスがおすすめです。

ダブルウォールは二重構造になっているので、氷が溶けにくいことも嬉しいポイント。
もちろん、ご家庭にあるグラスでも大丈夫です。
*直接ドリップする場合は、耐熱ガラスのグラスを使用してください。
■急冷ドリップのやり方
ここでは、ドリップコーヒーを作る手順を踏んでから、氷の入ったグラスに一気に注ぎ込んでアイスコーヒーを作るやり方をご紹介します。
【1杯分レシピ】
・お湯:約170㎖
・コーヒー豆:28g
豆は細挽きしておきます。
(ザラメよりやや細かいくらい)