岡山県・児島にて、国産ジーンズを手掛けるメーカー「JOHNBULL」のレーベル、Sewing Chop O’alls。
Sewing:縫製
Chop:意匠・品質
O'alls:作業着・衣服
というネーミングの意味の通り、縫製や生地の品質にこだわったワークテイストの衣服を展開しています。
ヴィンテージの持つ素材や縫製、仕様が醸し出す雰囲気はそのままに、当時の時代背景を想像した新たな素材の開発、メンズ・レディースに捕らわれない定番の価値観を提供し、「確かな知識、技術で創造されたワードローブ」をリリースするブランドです。
今回はイーチオブライフが取り扱う3本のパンツをご紹介します。
どれも細かいところにまでこだわりが詰まった魅力的なパンツになっています。
■商品紹介
シンプルなデザインと生地にこだわったベイカーパンツ
ゆったりとしたシルエットでカジュアルな雰囲気のあるベイカーパンツ。
パン職人が作業用に履いていたパンツが起源になっており、作業着として誕生したため動きやすいのが特徴のパンツです。
ミリタリーパンツやカーゴパンツよりも柔らかな印象があり、性別を問わず、ロングシーズン着まわせるのが嬉しいポイントです。
このシンプルなデザインのベイカーパンツは、ディテールバランスにこだわり、ワイドながらも程よくテーパードが入っているので、すっきりとしたシルエットに仕上がっています。
ワイドシルエットにも見えるオーバーサイズで、現代らしい着こなしも楽しめるアイテムになっています。
少し大きめのポケットやフラップとのバランスは何度も試作を重ねて研究しており、ただキレイに前立てを縫製するのではなく少し歪めることで、古着のような佇まいと綺麗に見えるバランスの両方を実現しています。
フロントはボタンフライになっており、丈夫さとヴィンテージさを感じられます。
バックポケットはボタン付き仕様でカジュアルさを演出しています。
サイドポケットには出し入れの際にほつれたり裂けたりしないよう、閂止めが施されています。
ボタンは天然のナットボタンを使用し、多少の個体差と経年変化を楽しめるようにこだわっており、目数を増やして×に縫い付けることで強度も増しています。
ウエスト部分にはサイズ調整が可能なアジャスターがついており、ウエストを絞ることでまた違ったシルエットに見せてくれるのも魅力になっています。
カジュアルにTシャツやトレーナーに合わせるのはもちろん、キレイめなシャツやニットにも合わせやすいので、コーディネートに迷わない一枚になっています。
生地は浜松の旧式のレピア織機で低速で高密度に織られた、ムラ糸とストレート糸をランダムに配置された生地を使用しています。
40~50年代のヘリンボン素材を徹底的に分析して落綿混のナチュラルなムラ糸を開発し、紡績技術の未熟な時代背景をイメージしています。
糸や織り目の風合いが魅力的で、その魅力を最大限に活かす為に、綿素材専門の加工場でシルケット加工等の工程をアレンジして素材の膨らみ、粗さを出し他には無いヘリンボン素材に仕上げています。
丈夫でカジュアルな印象の生地ですが程よい柔らかさがあり、穿き心地の良さはもちろん、脱着しやすく、膝の曲げ伸ばしもしやすいので、日常使いにピッタリです。
細部の仕様までこだわったライトオンスデニムのペインターパンツ
ペンキ職人がよく使っていたワークパンツ、ペインターパンツを現代のスタイルに合わせて再現しています。
動きやすいように少しダボッとしたルーズなサイズ感でカジュアルさが特徴になっています。
真っすぐに落ちるシンプルなストレートシルエットで、ややゆとりのあるサイジングですがすっきりとした印象があり、ワークテイストな着こなしにもおすすめです。
ロールアップした際のデザインとして、裏面の外側には耳と呼ばれる生地の端を使い、3本針ミシンで半巻き縫いが施されています。
フロントはスナップボタンで着脱しやすい仕様になっています。
ファスナーには綿テープ、ゴールドの引手とスライダー、エレメントを使用しています。
洗い込んだときに適度に縮みもある為に綿テープならではのアタリも出てきて全体の雰囲気にマッチしてくれます。
ストッパーとなる上止め(金具部分)は個性的なものを使用しており、見えない部分にもこだわりが感じられます。
右サイドポケットの上に小さなポケット、右バックポケット下にペンなど細いものを入れるポケットが付いているのもワークパンツならでは。
バックポケットの内側には当て布されており、裂けたり破れたりしないように補強されています。
サイドポケットとサイドシームに施された3本ステッチがペインターパンツのワークテイストなデザインを表現しており、ロールアップをするとさらにカジュアルさが増すのもポイントです。
またステッチの糸の色を横糸と同じグレー系統にすることで、カジュアルになり過ぎず上品に着用しやすいアイテムに仕上がっています。
縦糸に太めの糸を、横糸には糸の撚りに変化を持たせたスラブネップの細めのグレー糸を使用した、程よいネップで表情のあるライトオンスデニム生地を使用しています。
生地の縦糸はピュアインディゴのロープ染色で少し浅めに染色し、横糸は薄いグレーのスラブネップ糸を配置して自然なネップ感を表現することで、ヴィンテージの雰囲気が漂うデニムに仕上がっています。
デニムである以上、履き込んで色が落ちたときの雰囲気のことも考え、縫製する糸は綿糸を使用しています。
綿糸は、天然素材であるが故に適度な伸縮性もあり、履き込んでいくうちに生地と同じく部分的に色も褪せていき全体の雰囲気に馴染んでいきます。
細部までこだわったペインターパンツは穿きこめば穿き込むほど、その魅力の虜になることでしょう。
スムースなデザインでカジュアルながらも上品に穿きこなせるライトオンスジーンズ
40年代のサイドがシームレスなネイビーパンツをベースにアレンジしてデザインされたライトオンスジーンズ。
ウエストとヒップ周りのパターンを調整することでネイビーパンツ特有の腰回りのタイトシルエットを解消しながら、裾にかけてキレイに落ちるシルエットはそのまま活かしています。
そのため、腰回りにゆとりを持たせたワイドストレートシルエットに仕上がっています。
サイドは縫い目がなく(シームレス)、カジュアルさが抑えられた上品なデザインになっています。
シームレスなデザインと相まって裾にかけて綺麗な落ち感とシルエットが再現されています。
そのため、性別に捕らわれず着用いただけます。
フロント部分は裁断をする際に左右が対称になるよう「わ裁ち」という裁断方法を行っているためフラットな仕上りになっています。
印象的な大きなポケットは、使いやすさとバランスを調整し、位置を少し高めに配置しています。
フロントはボタンフライになっており、丈夫さとヴィンテージさを感じられます。
天然のナットボタンを使用することで、生地などと同様に多少の個体差と経年変化を楽しめるようなこだわりも。
内側には「耳」と呼ばれる生地の端部分を贅沢に使うことで、ほつれにくく強度も向上しています。
そのため、長期間に渡るハードユーズにも耐えるアイテムに仕上がっています。
バックポケットの縫い代(内側)の片側にも「耳」を使用しており、ポケット内もほつれにくくなっており、見えない部分のディティールにもこだわっています。
強く撚った糸を使用し、横糸の密度を通常よりも高めることでは軽さと丈夫さを両立したライトオンスデニムの生地を使用しています。
縦糸にはしっかりとした太めの糸、横糸には細めの糸で織り上げた生地のため、しなやかで柔らかく、穿き心地の良さを感じられます。
デニムである以上、履き込んで色が落ちたときの雰囲気のことも考え、縫製する糸は綿糸を使用しています。
綿糸は、天然素材であるが故に適度な伸縮性もあり、履き込んでいくうちに生地と同じく部分的に色も褪せていき全体の雰囲気に馴染んでいきます。
ヴィンテージ感、カジュアル、上品、3つの表情を持つライトオンスデニム。
デザイン性はもちろん、穿き心地抜群で一度穿くとクセになるかもしれません。
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