【2025年末特別企画】オーナーインタビュー・後編
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- 2025年12月25日
- 読了時間: 5分

2025年末、日頃のご愛顧への感謝を込めてお届けしているEACH OF LIFE オーナー・長谷川へのロングインタビュー。
後編となる今回は、「良いものを選ぶ理由」や、もの選びの背景にある想い、そして、これからの EACH OF LIFE が目指していく姿について伺いました。
桐生という街とともに歩んできたこれまでと、その先に見据える未来のお話です。
▼お店のはじまりや Season off が生まれた理由は、前編の記事でお読みいただけます。
良いものを選ぶ理由と、セレクトの基準
Q1. 洋服だけでなく、雑貨や生活用品のセレクト品も扱う基準は何ですか?
ー基準として、明確に決めているものはないのですが、最初の頃は「日本で作られているもの」「桐生で作られているもの」という基準もありました。
今となっては、決まった基準を作ると窮屈になってしまうので、それよりも、実際に手に取ったときに感じることを大切にしています。
・そのものが温もりを感じる
・そのものの独自性がある
・使ってみて、使いやすい
そういった点を重視しています。
Q2. 以前の「桐生や日本」というこだわりから、変化した理由を教えてください。
ー今年でお店を始めて8年になりますが、その間に、EACH OF LIFEに来てくれるお客様たちの顔を思い浮かべるようになりました。
「こういうものだったら、うちに来るお客さんは好きなんじゃないかな」
そんなことを頭に置きながら、セレクトするようになったんです。
ですので、今は桐生縛り・日本縛りをやめました。
海外で作られているものでも、自分たちが見て
「やっぱりこれは、お客さんに紹介したいな」と思えるものは選ぶようにしています。
Q3. お店を通じて桐生の人々と深く関わる中で、オーナー自身の心境にも変化はありましたか?
ー一番の変化は、すごくベタですが「桐生って、いい町だな」と思えるようになったことです。
若い頃は、正直「桐生はもうダメだ」みたいな思いもありました。
でも、このお店をやることで本当にいろんな方と出会って、地元の人たちが文化的な活動をされている姿にもたくさん触れて。
この街自体が、すごく面白いんだなっていう気づきがありました。
EACH OF LIFEをやっていなかったら、僕もずっと「桐生はもうダメ」って思っていたかもしれない。でも「いやいや、そんなことないぞ」と思えたのは、このお店で出会った皆さんがいたからこそだと思っています。
Q4. セレクト品の中で、オーナーが今一番おすすめしたいものは何ですか?
ー個人的には「ANDOの絞りバッグ」が一番の推しですね。
実は一目惚れして仕入れたもので、インタビュー当時は入荷前だったんですが、ようやくお届けできるようになりました。

京都の伝統技法による、トゲトゲした表情がまず面白いですし、中身に合わせて形が自在に変わるので、使い勝手もすごくいい。
この「手仕事ならではの面白さ」と「実用性」のバランスが、まさにEACH OF LIFEらしい一品だと思っています。
(※現在、店頭・オンラインショップともにお取り扱い中です)
これからの EACH OF LIFE と、変わらない想い
Q5. 9年目となりました。これから新しく挑戦したいことはありますか?
ー自分たちが持っている縫製技術を活かして、自分たちにしかできないことをやっていきたい。そのためにずっと考えているのが「セミオーダー」です。
このお店に来ないと、自分の一着が作れない。
自分が欲しい一着が、この店に来れば作れる。
そんな体験を実現したいんです。
これは、なかなか他のお店やアパレルブランドさんにはできないことだと思うので、私たちの強みを活かして目指していきたいと思っています。
まずは桐生の店舗に来てくださった方に対して、「わざわざここに足を運ばないとできないこと」を形にしたい。
桐生の織物の生地を選べるようにしたり、ものづくりの息吹を感じながら一着を作れたり。
そんなことができるお店にしていきたいですね。
Q6.8年間、お店を続けてきて変わらず大切にしていることは何ですか?
ー以前、お世話になっている画家の方に、5周年の時に絵を描いてもらったんです。
二人が向かい合って座ってコーヒーを飲んでいる、お店の風景を描いた絵です。
彼は、この場所を「人の出会いの場所だ」と言ってくれました。

その言葉の通り、いろいろな人たちがここで交流し、新しい出会いが生まれる場所であり続けたい。
それだけは、これからもずっと残していきたい、大切にしたい姿勢ですね。
Q7. オンラインショップを見てくださっている読者の方へ、メッセージをお願いします!
ーぜひ、桐生に遊びに来てください!
桐生に来たら、うちの店以外にも見てほしいところ、感じてほしいことがたくさんあります。
どこにご飯を食べに行ったらいいのか、どこで遊んだらいいのか、ぜひスタッフに聞いてみてください。
桐生の作家さんのものづくりの現場をもっと見たいというご要望があれば、喜んでご案内しますよ。
Q8. オンラインショップは今後、どのように展開していきたいですか?
ー今は洋服が中心になっていますが、リアルの店舗と同じように、雑貨や生活用品ももっと紹介できるようにしていきたいです。
それを見ていただくことで、「あ、桐生ってこんなに色んなものを作っているんだな」と興味を持ってもらいたい。
もし実物が見たくなったら、都内などでのポップアップショップにもぜひ足を運んでいただければ嬉しいです。
でも一番はやっぱり、実店舗がある桐生で皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
一枚の服、一つの雑貨の向こう側にある背景や想いが、誰かの暮らしにそっと寄り添う存在になれば、わたしたちにとってこれ以上嬉しいことはありません。
今後も桐生の街とともに歩むEACH OF LIFE の挑戦を、あたたかく見守っていただけたら幸いです。
これからも、EACH OF LIFE をどうぞよろしくお願いいたします。
